SDS(製品安全データシート)について ~化学薬品販売事業~

 

いつもお世話になりありがとうございます。
価値ある廃棄物に生命を与える”リバイタライズ”です。

令和6年(2024年)4月から、化学物質管理の根本的見直しにより、事業所によって「化学物質管理者」選任の義務が生じることになりました。
化学物質を取り扱う場合は、これまで以上に注意を払う必要があり、販売する企業・使用し廃棄する企業・廃棄物処理を行う企業等、関わる全ての企業と取り扱う者が一定以上の知識を得ることが益々大切になってきました。

そこで、このブログでは化学物質を譲渡提供する際に必要な文書である「SDS(製品安全データシート)」について、知識を深めていきたいと思います。

 


SDS(製品安全データシート)とは

SDSとは「製品安全データシート」(Safety Data Sheet)の略語です。

化学物質を含む製品の安全性に関する情報を提供する文書で、労働安全衛生法や国際的な規格に基づいて作成され、従業員や使用者が製品を安全に取り扱うための手引きとなります。

2023年の法令によるSDSの情報は以下の通りになり、製品の安全な取り扱いや効果的な緊急対応のために重要な内容が書かれています。
(法改正により年々情報内容が変化していますので、SDSを作成の際には厚生労働省の情報などを参考にしてください。)

 

 

SDSと法律

SDSの提供を義務づけている法律は
「化学物質排出把握管理促進法」
「労働安全衛生法」
「毒物劇物取締法」があります。

対象となる化学物質は、増え続ける傾向があります。新たな法令や規制の導入も考えられますので、最新の法令に対応するため、SDSを適時更新し、法的要件に対応する必要があります。

 

SDSが求められるケース

化学物質を含む製品を扱う業務、貯槽する場合に必ず必要になってきます。
SDSに示されている内容をもとに、管理者はリスクアセスメントを行う必要があります。

また、弊社のように産業廃棄物を扱う場合にも、排出事業者さまよりSDSをいただきます。廃棄物処理を検討の企業様は必ず用意してください。

SDSの提供は法律で定められていますので、お求め先へお問い合わせいただきますと、簡単に取り寄せできるようになっています。

 


 

以上が、SDS(製品安全データシート)について説明になります。
化学物質を含有する製品をご使用の際には必ずSDSに目を通し、安全に使用することを意識していただければと思います。

また、2024年4月施行の化学物質管理者選任義務化に向け、弊社でも専門的な講習会を受講し、お客様からのご質問に答える体制を整えております。

事業場における化学物質の管理を行い、リスクアセスメントの実施が義務化になりますので、自社が当てはまるかどうかをしっかりと管理していくことが大切になります。

※この記事は2023年10月時点での法令等に基づきます。

 

 


~価値ある廃棄物に生命を与える~

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【Blog担当:北岡 智】

「サステナブル・ESGの取り組み」~〈喜びの循環〉リバイタライズの趣意~

 

いつもお世話になりありがとうございます😊

2023年8月1日より【第15期】を迎えることができました。
新しい期を迎えることができるのは、いつも多大な協力をいただいている関わる全ての皆様のお陰です。
心から感謝を申し上げます。

新しい年のはじまりにふさわしい、環境に対するWebページを新たに作成させていただきましたので、ご紹介をさせてください✨

◆ New ◆
「サステナブル・ESGの取り組み」
https://www.rev-rev.co.jp/sustainability/index.html

こちらは、「SDGs宣言」に値し、私たちリバイタライズのサステナブルな取り組みへの誓いと報告のためのページです。

SDGsの取り組みは国連の指針であり、「SDGs」という言葉を知らない方は少ないかもしれません。
しかし、言葉は聞いたことあれど、具体的な意味や、企業としての取り組みについては、まだまだ知られていないのではないでしょうか。

私たちリバイタライズが「SDGs」「ESG」に真剣に取り組む意味や思いを本日のブログでご紹介させていただければと思います🌈

 


『中小企業こそSDGs』

 

SDGsといえば「持続可能な開発目標」で、大手企業が取り組むグローバルなことだと考える企業がまだまだ多く、実際に私たちも同じように感じていました。

その理由は、「環境破壊」「飢餓・貧困」「人種差別」など世界規模の問題解決がSDGsの17の目標に含まれていることで、中小企業ではあまり実感がわかないというか・・・

さらに、社会貢献活動やボランティア要素の印象を抱いていたので、なかなか優先して取り組むことができませんでした。

 

そんな時にSDGsについて詳しく学ばせていただく機会をいただき、ただ単に環境問題等の世界的な問題解決を行うことがSDGsではないことを教えていただきました。

私たちの働く会社が、健康的な組織になり、本業で取り組んでいる行いが社会の問題を解決することが、本当の意味で持続可能になることだと教えていただき、その中には「働きやすい会社作り」や「働きがいのある会社作り」も含まれていて、私たち一人ひとりの問題解決も含まれていることがわかり、会社の本質、私たちの目指す会社の在り方だと感じ、力がみなぎってきたことを思いだします✨

 

「喜びの循環」=サステナブル

 

《理念》
お客様を喜ばすことができれば
仕入先様への喜びと繋がる
それが株式会社リバイタライズの
発展と最大の喜びに繋がる

 

SDGsについての学びを重ねると、弊社の経営理念である「喜びの循環」は、まさにサステナブルな活動そのものだと思いました。

私たちリバイタライズは、国連で採択されたことが理由でSDGsに取り組んでいるのではなく、代表 大和の元々の理念がSDGsに合致していることや、働く従業員のたっての希望により取り組むことになりました。
晴れて本日「SDGs宣言」を発表させていただく運びとなったことを嬉しく思います。

ESGの取り組みは年度ごとに更新して報告をさせいていただきます。

サステナブルな取組みを通して、私たち自身が繁栄し、お取引先様、そして仕入先様の喜びになり、更にこの喜びの輪が大きく社会に広がりますよう、これからも精進してまいりたいと思います。

よろしければ、新しいサステナブルな取組みに関するページに目を通してもらえると嬉しいです🌹✨✨

 

◆ New ◆
「サステナブル・ESGの取り組み」
https://www.rev-rev.co.jp/sustainability/index.html

 


「サステナブルな取り組み」
サポートいただいた方々のご紹介

最後になりましたが、私たちがサステナブルな取り組みを行ううえで、大変お世話になった先生と制作会社様の紹介をさせてください。

職場のSDGs研究所
代表 白井 旬 先生

2022年の始まりに出会わせていただき、「誰もが実力を発揮できる組織づくり」SDGs経営の伴走型支援を行っていただきました。

ご著書
「経営戦略としてのSDGs・ESG: “未来から愛される会社”になって地域×業界No.1を目指す」
「生産性を高める職場の基礎代謝: 社員の「不」を解消し、能力を引き出すヒント」

SDGs視点で経営を見直して、会社も働く皆も誰一人取り残されない持続可能な組織を構築し、更に業績も伸ばす企業づくりを日本で最もリーダーシップをとり、推進されている白井先生から直接ご指導をいただき、学ばせていただいた事で、私たちの理解が深まりました。
今日に至るのは白井先生のお陰と言っても過言ではありません。
心から感謝を申し上げます。

 

有限会社Buzen
代表取締役 中武善夫さま

https://www.e-buzen.com/

Webページの作成してくださった(有)Buzenさんは、大阪を中心にホームページ制作・Webデザイン・映像制作・パンフレット広告アイテム等のデザイン、コンテンツ制作で企業のイメージアップを叶える、「ひとつの考え方にとらわれない柔らかな創造性」で社会貢献をされている会社です。
弊社のホームページや会社案内はもちろんですが、会社のロゴマークまで考えてくださった掛け替えのない存在です✨
そして、Webページ作成にも存分にご尽力をいただき誠にありがとうございます。

 

 


~価値ある廃棄物に生命を与える~

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【「フロリナート」・「ノベック」の製造停止】業界激震の2025年課題について~化学薬品販売事業・化学薬品情報~

 

いつもお世話になりありがとうございます。
株式会社リバイタライズです。

本日は、2022年に業界を仰天させたニュースといわれている【2025年末までに「フロリナート」・「ノベック」の製造停止】についてシェアさせていただきます。

弊社では「フッ素系溶剤」の新液・再生品販売、リサイクル事業(再資源化事業)を行っております。

フッ素系溶剤は、健康や環境を配慮するために何度も切替を求められる経緯がこれまでの歴史の中でありましたが、今回のニュースは過去に類を見ない影響があると言われています。

それは、「フロリナート」・「ノベック」は半導体業界でのドライエッチング装置用の冷媒として世界シェアの約7~8割を占めていると言われているからです。

加えて、代わりになる商品は製造が追いついていない上に、これ以上は製造量を増やす見込みがないことが発表されており、業界では激震が走るほどの大問題となりました。

弊社では、3M社のフロリナートとノベックの製造撤退に対応するためのご提案をさせていただいており、本日はこの【2025年末までに「フロリナート」・「ノベック」の製造停止】についてご紹介させていただきます。

 


 

半導体業界に大激震
2025年末までに「フロリナート」「ノベック」の製造の撤退を発表

 

ドライエッチング装置用の冷媒で世界シェアの7~8割を独占している3M社が2022年12月20日、同社のニュースリリースで以下の内容を発表されました。

「2025年末までに、パーフルオロキルおよびポリフルオロアルキル物質(per- and polyfluoroalkyl substance、PFAS)の製造から撤退する」
3M社のニュースリリース

上記の「パーフルオロキルおよびポリフルオロアルキル物質(PFAS)」に該当しているものが「フロリナート」・「ノベック」となります。

 

3M社は、2022年3月にフロリナートの製造を停止し、同年6月に製造を再開した際は、世界中の半導体工場の稼働が止まる危機であったことが言われています。

しかしその後同年12月に3年の猶予期間を設けて、ノベックも含む全てのPFASの製造を停止することを発表しました。

世界の半導体工場は、今後3年間で、3M社の代替品となる冷媒を用意しなければならなくなり、それができない半導体工場は稼働が止まることになるという大問題となっています。

 

フロリナート・ノベックの「代替品」について

ここで注目されることは、フロリナート・ノベックの「代替品」の選定です。

この「代替品」にも問題があります。

それは、世界シェアの残り約2割を占めているソルベイ社の「ガルデン」の製造が追いついておらず、現実的には切り替えができない状態になっていることです。

更には、今以上にガルデンの製造を増産する見込みがないことも関係者から発表されているそうです。

このような背景から、世界最大のテクノロジー企業や半導体製造会社では、中国の冷媒メーカーとコネクトし代わりになる商品を選定しはじめている動きがあるようですが、なかなか希望のレベルにまで到達できていないそうです。

 


 

「フロリナート」「ノベック」「ガルデン」
2025年問題に対応するためのご提案

 

今回ご紹介させていただいた情報は、半導体業界に限らずご使用の企業様にとって、今後3年間に解決する必要のある大きな課題を与えられた内容です。

弊社の「再資源化事業」は、スペックさえ合致すれば使用済み液のリサイクルが可能になりますので、代替品選定の延命処置になると考えております。

ここ数年でも新液の納入量の減少や度重なる価格改定もあり、使用済み液リサイクルに注視されるユーザー様も増えておりますので、半導体業界でのリサイクル実績も伸びております。
(弊社の再生技術に関する記事はコチラ

また、同事業において「再生品」の提供も可能です。

そして、移り行く時代の中で最先端の情報を得ることで企業様にお役立てできる提案をいち早くできるように常に意識しておりますので、課題解決の手助けをさせていただければ幸いでございます。

最後までご覧くださりありがとうございます。
(ご紹介の内容は、記事投稿時の発表による情報です。)

 

 


~価値ある廃棄物に生命を与える~

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【洗浄剤の法令(その②)】洗浄剤の豆知識~化学薬品販売事業~

 

いつもお世話になりありがとうございます。
株式会社リバイタライズです。

本日は【洗浄剤を使用する上で必要な法令】について、前回の「その①」の続きをご紹介させていただきます。
(洗浄剤を使用する上で必要な法令 その① はコチラ)

洗浄剤に使用される化学物質は非常に種類が多く、使用方法・使用量・廃棄方法によって人体や環境に影響し、健康被害や環境破壊に関わってくるものもあります。
現在でも火災や爆発の事故、公害被害は絶えません。

私たちは、人体への安全性、環境への影響を考慮し、リスク削減・低減に努めていきたいと常々意識してお客様にご提案をさせていただいています。

その上で、最低限の法令を遵守し従事することは、企業の存続のためにも大切です。

本日は、【洗浄剤を使用する上で必要な法令】を化学物質と合わせて紹介させていただきます。
それぞれの法令の詳しい内容は、また別のブログでご紹介いたします。


【洗浄剤を使用する上で必要な法令】
~洗浄剤の知恵袋~

 

〈大気汚染防止法〉

「大気汚染防止法」とは、大気環境を保全するために、大気汚染に関して、国民の健康を保護するとともに、生活環境を保全することなどを目的としています。

工場や事業場から排出または飛散する大気汚染物質について、物質の種類ごと、施設の種類・規模ごとに排出基準等が定められており、大気汚染物質の排出者等はこの基準を守らなければいけません。

この大気汚染物質の中で、洗浄剤を使用する上で意識するポイントは「揮発性有機化合物(VOC)」の排出の規制です。

「VOC」の排出量が多いために規制を行うことが特に必要な施設を揮発性有機化合物排出施設(VOC排出施設)と言い、以下の事業所となります。

科学製品製造用乾燥施設、吹付塗装施設、塗装乾燥施設、合成樹脂積層の接着乾燥施設、接着乾燥施設、印刷乾燥施設、工業用品洗浄/乾燥施設、揮発性有機化合物の貯蔵タンク

 

〈水質汚濁防止法〉

「水質汚濁防止法」とは、公共用水域及び地下水の水質の汚濁の防止を図り、国民の健康を保護するとともに、生活環境の保全を目的としています。
具体的には、工場・事業場から出る水の公共用水域(海域、河川、湖沼等)への排出及び地下に浸透する水を規制すること。そして、生活排水対策の実地を推進すること等を行います。

規制に該当する有害物質の一例として
トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジクロロメタン、1,2-ジクロロエタン、1,1-ジクロロエチレン、1,2-ジクロロエチレン、1,1,1-トリクロロエタン、1,1,2-トリクロロエタンなどがあげられています。

 

〈土壌汚染対策法〉

「土壌汚染対策法」とは、土壌汚染の状況の把握、土壌汚染による人の健康被害の防止にかんする措置等の土壌汚染対策の実施を図ることにより、国民の健康を保護することを目的としています。

物質の分類によって必要な調査が定められておりますが、洗浄剤を使用する上で意識しておく特定有害物質は「第一種特定有害物質(揮発性有機化合物)」です。

「第一種特定有害物質」とは
トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジクロロメタン、1,2-ジクロロエタン、1,1-ジクロロエチレン、1,2-ジクロロエチレン、1,1,1-トリクロロエタン、などがあげられています。

 

〈地球温暖化対策推進法〉

「地球温暖化対策の推進に関する法律(温対法)とは、温室効果ガスの排出量を削減し、地球温暖化の防止と適応を図ることで、地球環境の保全と豊かな国民生活の確保に寄与することを目的とする法律です。
特定排出者に該当する者は、毎年度、事業者ごとに、温室効果ガス算定排出量を報告しなければなりません。

温室効果ガスとは、もともと大気中に存在する気体です。
この温室効果ガスが地球を取り囲む量により、地球の温度が変化するため、地球温暖化の原因と言われています。

「温室効果ガス」とは…
二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロン類です。

温室効果ガスを排出する事業には、下記の内容があげられています。
・二酸化炭素→化石燃料の燃焼など
・メタン→廃棄物の埋め立て、農業関連、燃料の燃焼など
・一酸化二窒素→燃料の燃焼、窒素肥料の生産仕様など
・フロン類→冷媒、断熱材の発泡剤、半導体の洗浄剤など

 

〈化学物質の審査及び製造等の規則に関する法律〉

「化学物質の審査及び製造等の規則に関する法律(化審法)」とは、人の健康を損なう怖れ、または動植物の生息・生育に支障を及ぼすおそれがある化学物質による環境汚染を防止することを目的とする法律です。

具体的には、下記のような内容が規定されています。
・人の健康や動植物の生育に支障の恐れがある化学物質による環境汚染を防止する。
・新規の化学物質について、製造または不入する前にその化学物質を審査する。
・化学物質の製造、輸入、使用について、必要な規制を行う。

「化学物質」には以下の6つの分類があり、それぞれに措置や規制が規定されています。
⑴新規化学物質 ⑵一般化学物質 ⑶優先評価化学物質 ⑷監視化学物質 ⑸第1種特定化学物質 ⑹第2種特定化学物質

上記の化学物質の中で、洗浄剤を使用する上で意識するものは以下の通りです。

⑶優先評価化学物質
n-ヘキサン、1,2-ジクロロエタン、トルエン、キシレン、メタノール、IPA、1-ブタノール、アセトン、MEK、MIBK、ぎ酸、1-ブロモプロパン、など

⑹第2種特定化学物質
トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、など

 

〈廃棄物の処理及び清掃に関する法律〉

「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃掃法)」とは、廃棄物の排出を抑制し、廃棄物を適正に処理して生活環境を清潔にすることにより、生活環境の保全・公衆衛生の向上を図ることを目的とする法律です。

 


法令遵守が最低限の人と自然へのマナー

以上が、【洗浄剤を使用する上で必要な法令】の(その②)になります。

化学物質の人体・環境へのリスクは未だに解らない部分も多く、法令の改正も毎年のように行われています。
また、今まで使用していた洗浄剤が、急に製造中止になったり、使用不可になったりしますので、私たちは常に敏感にキャッチする必要があります。

怠ると企業の存続が危ぶまれるといっても過言ではない法令ばかりです。
各種法令について、安全対応について、何でもご相談ください。

高度成長期に企業の利益追求を優先し、有害なものでも使用する背景があり、今でも価格や利便性を優先しリスクの高い化学物質を使用するケースが多々ありますが、今後は持続可能な社会に向けて、洗浄剤の見直しも必要な時代になってきているのではないでしょうか。

弊社では、人体や環境の安全性を追求した洗浄剤を、なるべく低コストで使用できるようにリサイクル・リユースの提案に力を入れています。
お困りごとがございましたら、いつでもご連絡をお待ちしています。

本日も最後までご覧くださりありがとうございます。
(ご紹介の法令は、記事投稿時の内容です。改正されることもございますので、ご了承ください。)

 

《関連blog》
「洗浄剤を使用する上で必要な法令 その①」
https://rev-rev.co.jp/blog/1144

 


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【洗浄剤の法令(その①)】洗浄剤の豆知識~化学薬品販売事業~

 

いつもお世話になりありがとうございます。
株式会社リバイタライズです。

本日は【洗浄剤を使用する上で必要な法令】についてご紹介させていただきます。

 

洗浄剤に使用される化学物質は非常に種類が多く、使用方法・使用量・廃棄方法によって人体や環境に影響し、健康被害や環境破壊に関わってくるものもあります。
現在でも火災や爆発の事故、公害被害は絶えません。

私たちは、人体への安全性、環境への影響を考慮し、リスク削減・低減に努めていきたいと常々意識してお客様にご提案をさせていただいています。

その上で、最低限の法令を遵守し従事することは、企業の存続のためにも大切です。

本日は、【洗浄剤を使用する上で必要な法令】を化学物質と合わせて紹介させていただきます。
それぞれの法令の詳しい内容は、また別のブログでご紹介いたします。

 


【洗浄剤を使用する上で必要な法令】~洗浄剤の知恵袋~

 

 

〈労働安全衛生法〉特化則・有機則

労働安全衛生法

労働安全衛生法は「職場における労働者の安全と健康を確保」するとともに、「快適な職場環境を形成する」目的で制定された法律です。

また、その手段として「労働災害の防止のための危害防止基準の確立」、「責任体制の明確化」、「自主的活動の促進の措置」など総合的、計画的な安全衛生対策を推進するとしています。

特定化学物質障害予防規則(特化則)

労働安全衛生法の特別規則の1つ
正しく取り扱わないと健康障害を引き起こす可能性のある「特定化学物質」を使う作業者の健康と安全を守るための規則です。

作業者が特定化学物質を体に取り入れないように、作業方法や設備について、事業者が守るべき項目が定められています。

「特定化学物質」とは
1,2-ジクロロエタン、1,1,2,2-テトラクロロエタン、トリクロロエチレン、ジクロロメタン、テトラクロロエチレン(パークロロエチレン)、MIBK、エチルベンゼン、1,2-ジクロロプロパン、ナフタレンなど

有機溶剤中毒予防規則(有機則)

労働安全衛生法の中で定められた規制
有機溶剤による健康被害を防ぐための規則です。

有機則で対象となる有機溶剤は、第1種・第2種・第3種の3つに区分されています。

「第1種有機溶剤」とは
1,2-ジクロルエチレン(1,2-ジクロロエチレン、2塩化アセチレン)、二硫化炭素
「第2種有機溶剤」とは
アセトン、IPA、キシレン、酢酸エチル、酢酸メチル、シクロヘキサン、トルエン、メタノール など
「第3種有機溶剤」とは
ガソリン、コールタールナフサ、石油ベンジン、など

 

〈毒物及び劇物取締法(毒劇法)〉

「毒物及び劇物取締法」とは厚生労働省が諸葛となり、毒物劇物の製造・販売・貯蔵などについて示された規定です。

「毒物及び劇物」とは
テトラメチルアンモニウム=ヒドロキシド(TMAH)
メタノール、トルエン、MEK、酢酸エチル、キシレン、塩酸、硫酸、ギ酸、シュウ酸、水酸化ナトリウム、など

 

〈消防法〉

消防法とは、火災を予防し、警戒し及び鎮圧し、国民の生命、身体及び財産を火災から保護するとともに、火災又は地震等の災害による被害を軽減するほか、災害等による傷病者の搬送を適切に行い、もつて安寧秩序を保持し、社会公共の福祉の増進に資することを目的とした法律です。

該当品目としては主に「第4類引火性液体」です。

 

〈PRTR法〉

PRTRとは法律で定められた制度の事をいいます。

そして、「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」のことを『PRTR法』または『化学物質管理促進法(化管法)』と呼んでいます。

PRTR法の「制度」とは・・・
一般的に「PRTR制度」と呼ばれ、人の健康や生態系に有害なおそれのある化学物質が、事業所から環境(大気、水、土壌)へ排出される量及び廃棄物に含まれて事業所外へ移動する量を、事業者が自ら把握し国に届け出をし、国は届出データや推計に基づき、排出量・移動量を集計・公表する制度です。

対象となる事業者は「第一種指定化学物質」を製造、使用、取り扱う事業者になります。

「第一種指定化学物質」とは
トルエン、キシレン、ベンゼン、HCFC-141b、HCFC-225、ジクロロメタン、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、1-ブロモプロパン、など

 

〈オゾン層保護法〉

オゾン層保護法(特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律)とは、国際的に協力してオゾン層の保護を図るため、オゾン層の保護のためのウィーン条約及びオゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書の的確かつ円滑な実施を確保するための「特定物質等」の製造の規制並びに排出の抑制及び使用の合理化に関する措置等を講じ、もつて人の健康の保護及び生活環境の保全に資することを目的とする法律です。

「特定物質等」とは
1,1,1-トリクロロエタン、HCFC-141b、HCFC-225、など

その②へ続く


法令遵守が最低限の人と自然へのマナー

 

以上が、【洗浄剤を使用する上で必要な法令】の(その①)になります。

化学物質の人体・環境へのリスクは未だに解らない部分も多く、法令の改正も毎年のように行われています。
また、今まで使用していた洗浄剤が、急に製造中止になったり、使用不可になったりしますので、私たちは常に敏感にキャッチする必要があります。

怠ると企業の存続が危ぶまれるといっても過言ではない法令ばかりです。
各種法令について、安全対応について、何でもご相談ください。

高度成長期に企業の利益追求を優先し、有害なものでも使用する背景があり、今でも価格や利便性を優先しリスクの高い化学物質を使用するケースが多々ありますが、今後は持続可能な社会に向けて、洗浄剤の見直しも必要な時代になってきているのではないでしょうか。

弊社では、人体や環境の安全性を追求した洗浄剤を、なるべく低コストで使用できるようにリサイクル・リユースの提案に力を入れています。
お困りごとがございましたら、いつでもご連絡をお待ちしています。

 

本日も最後までご覧くださりありがとうございます。
(ご紹介の法令は、記事投稿時の内容です。改正されることもございますので、ご了承ください。)

 

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~価値ある廃棄物に生命を与える~

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【Blog担当:北岡 智】

【洗浄方法と洗浄剤について】洗浄剤の豆知識~化学薬品販売事業~

 

いつもお世話になりありがとうございます。
株式会社リバイタライズです。

 

本日は【洗浄の知恵袋】として、

  • そもそも洗浄とは
  • 洗浄方法と洗浄剤(洗浄溶剤)について
  • 使用中の洗浄剤(洗浄溶剤)は適性なのか

をご紹介したいと思います。

 

弊社は各種溶剤の販売、そして洗浄剤(洗浄溶剤)の提案・販売を行い、企業様に喜んでいただいております。

喜んでいただいている理由は「幅広い商品を選べる」ことと、その多種多様の溶剤の中から「適性な溶剤を選ぶ」ことができる知識を持ち合わせているところです。

例えば、同じ用途の溶剤であっても何種類も存在し、かつ新液と再生液があります。価格の幅はとても大きく、100万円を軽く超える溶剤もあります。安し悪しは困るけど、だからって闇雲に高額ものを使い続けることは負担が大きく適性な洗浄方法と洗浄剤を選びたいですよね。

更に、メーカー開発が進み新商品が発売されていたり、法規制が目まぐるしく変化する中で、「10年前と同じモノを使っている」のは〈損〉どころか〈危険〉です。

基本的な知識を身に着けることで、ご自身でも選定ができるようになると、これからの環境保全の時代に生きぬく企業として、より貢献できるのではないでしょうか!

 


【洗浄方法と洗浄剤】~洗浄剤の知恵袋~

▪ そもそも洗浄とは??

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洗浄とは、対象物の表面に付着している汚れ,またはその内部に存在する汚れを,物理的・化学的な力で除去し,清浄することです。

私たちの日常生活で行われている清掃、洗浄、洗濯などを「一般洗浄」と呼び、企業(産業)で行われている洗浄を「産業洗浄」と呼びます。

産業洗浄は、洗浄方法も洗浄剤(洗浄溶剤)も多岐に渡ります。
さらに、対象物(被洗浄物)も数えきれないほどたくさんあるので、日々 洗浄方法・洗浄剤は開発されています。
今後もますます増えていくと予想されます。

 

 

洗浄は、「製品」そのもの(もしくは製品に関係する部品)を洗浄する場合と、製造工程や事業にまつわる工程の中の「機器」「プラント」などの設備を洗浄する場合があります。

いずれの場合も、企業が提供するモノの価値を洗浄することで高めるためであり、より価値を高めていくために、”何による汚れを洗浄したいのか?” ”仕上がりに求めているものは何か?” など、掘り下げて考えることが大切です。

 

 ▪ 洗浄方法と洗浄剤について

14

 

洗浄方法(洗浄工程)は、先にもお伝えした通りたくさんあります。

上の図は主に弊社の販売する洗浄剤を用いて行っている洗浄方法の一部です。

※洗浄方法について、詳しい記事は後日更新いたします。

 

15

 

洗浄方法に対して、より洗浄性を高めることを目的に洗浄剤を用います。
それぞれの洗浄剤に特徴、メリット・デメリットがあり、被洗浄物の材質や汚れの種類によって使い分けていただいています。

 

【フッ素系洗浄剤】
代替フロン洗浄剤として、
・ハイドロフルオロエーテル(HFE)
・ハイドロフルオロカーボン(HFC)
・ハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)
・パーフルオロカーボン(PFC)
・ハイドロフルオロオレフィン(HFO)
などの種類があります。

 

【塩素系洗浄剤】
塩化メチレン、トリクレン、テトラクロロエチレン(パークロ)、1.2-ジクロロエチレン

 

【臭素系洗浄剤】
アブゾール、ディップソール、TA-1000、eクリーン

 

【水系洗浄剤】
アルカリ性、中性、酸性の3種類に分類されています。

 

【準水系洗浄剤】
有機溶剤と水を組み合わせた洗浄剤です。

 

【炭化水素系洗浄剤】
ノルマルパラフィン系、イソパラフィン系、ナフテン系、芳香族系の4種類があります。

 

【アルコール系洗浄剤】
イソプロピルアルコール(IPA)、エタノールが使用されている洗浄剤です。

 

※洗浄剤について、詳しい記事は後日更新いたします。

 

▪ 使用中の洗浄剤(洗浄溶剤)は適性なのか

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洗いたいモノ(被洗浄物)、洗浄方法、洗浄剤は多岐にわたりますので、上記のポイントを参考に様々な可能性を創造しながら適性な組み合わせを選定していきます。

そして、弊社が大切にさせていただいている部分は、企業様の経営方針や環境方針です。

企業様の方針により選択の優先順位が変わってきます。

さらに理論や理屈を超えて、なぜかハマる洗浄剤があったりするのも面白い。

お客様にヒヤリングをさせてもらい、これまでの経験をもとに選定したうえで、洗浄テストを繰り返し、ぴったりの洗浄剤を探していきましょう。

 


洗浄の質を高めることは「企業価値」を高めること

本日は、洗浄の豆知識について書かせていただきました。

弊社が得意としている洗浄剤は溶剤系洗浄剤の中でもフッ素系洗浄剤です。

未来を創造し、継続して使える洗浄剤を選ぶならコレしかないと考えます。

しかし、コスト面など中小企業にとって「可愛くない」一面が多いことも確かです。

いかに懸念点をカバーできるか?

これは弊社のような小さな会社だからこそ可能なサービスだと思います。

もちろん、それ以外の洗浄剤・洗浄機器の取り扱いも行っております。

 

何かお困りごと、ご不明点、その他何でもございましたら、お気軽にお問合せいただければと幸いでございます。

本日も最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。

 

《HPのご案内》
・洗浄溶剤の切り替えについて
https://www.rev-rev.co.jp/switch/index.html
・サービス内容「薬品販売」について
https://www.rev-rev.co.jp/service/product.html

 

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~価値ある廃棄物に生命を与える~

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【Blog担当:北岡 智】